人気ブログランキング | 話題のタグを見る

maya's voice


MAYAのひとりごと
by artmodelmaya
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
メモ帳
artmodel MAYAのホームページ
当ブログの絵画、スケッチ、写真等の画像、文章の著作権はすべてMAYAに帰属します。許可なく無断転載・複製、配布をすることはできません。


YouTube Private album



Youtube 不思議な旅人



Private album2



Museum +Coming Soon...+01



Private album3



YouTube action portrait



YouTube Magic Hour



Youtube 二十四のつぶらな瞳



Youtube エンジェルロード



ブログランキング


にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ

人気blogランキングへ
にほんブログ村 写真ブログ アート写真へ

検索
カテゴリ
タグ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のトラックバック
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

言葉

言葉_f0085321_1211261.jpg
思いのたけ、スラングを使って叫びたい気持ちはあります。
でも、それでは言葉の本来持つ魔法の力を切り裂くようなもの。

小学生の頃、わたしの拙い、直接的な表現の詩を読んだ母を、悲しませたことを、今でもはっきり覚えています。
(子どもの心の叫びを受け止めきれなかった大人の女の弱さも哀しかったけれど・・・。)

美しい日本語で真意をブレさせず、きちんと伝えたいこと、喜怒哀楽を表現される方はいらっしゃいます。

毎月楽しみに出かけているシネマクラブで「歩いても歩いても」を観ました。
監督は是枝裕和。阿部寛、夏川結衣、樹木希林、原田芳雄、YOU等が出演の作品でした。

とにかく、ただ、淡々と家族の様子が描かれ、ほとんど会話で構成されています。
これを五感だけで判断して観るならば、地味な作品なのかもしれません。
観る側が心の視点で観てみたら、どうでしょう。

交わされる会話に含まれる、それぞれのキャラクターの人生観。
当然、親兄弟、親族、夫婦であってもひとりひとり違います。
女の立場、男の立場でも違うでしょう。

何気ない日常の風景が、会話が、なぜ、こんなにも凄惨で悲哀で美しく、愛しいのでしょう。
それは、人間が織り成しているから。
人間はいくらでも深みを持たせることができます。

女も男も、子どもも大人も人間です。
そんな当たり前のことを、いえ、当たり前のことだからこそ、意識したとしても、まだ、足らないのが人間です。

人と人との間に交わされる言葉は、特に近しい関係性の中では、大切に育みたいものです。
その場、その場の気分で言葉を荒げるほどの理由があるかないかを判断するゆとりは持っていたいです。
★Photo by Mr.S.S

by artmodelmaya | 2009-08-17 12:11 | ひとりごと
<< 星の無い空 夏休み >>